入局案内

医局員からのメッセージ

松本 菜々(令和4年度入局)

医局員からのメッセージのページをご覧くださりありがとうございます。
令和4年入局の松本菜々と申します。
血液内科との出会いは学部3年生のときの研究配属(日本医科大学では基礎や臨床の教室で研究を学ぶプログラムがあります)でした。説明会でなんだかものすごく説明が明瞭で面白くて、それでいて熱いパッションの先生が現れ(山口先生です)、運命のいたずらによって当教室を選び、当初3週間だった研究期間は気づいたら3年間となっていました。そのままのめりこむように血液内科の魅力に・・・と言ったらカッコいいのですが、当時の私は血液内科を将来の進路に選ぶことは微塵も考えていませんでした。専門性の高い知識が要求され、働き方も非常にタフなイメージがあり、私には到底務まらないと感じたのです。一方で研修医として様々な診療科をローテートする中で、患者さんと医療者が同じ方向を向いて診療できる科が想像以上に少ないことに気づきました。2年目の夏に血液内科をローテートした際に、診断から治療、時として最期まで一貫して担当することの大変さを感じるとともに、ある日突然病気が判明した患者さんの“生きたい”という渇望に妥協なく向き合う血液内科の先生方のもとで学ばせていただき、非常にやりがいを感じ血液内科を選択するに至りました。研修病院の横浜市立市民病院血液内科の先生方が尊敬できる方ばかりであったことも選択を後押ししたと思います。日本医科大学を選んだのは研究配属でご指導くださった先生がたの存在や診療科内の和気あいあいとした雰囲気を実習や見学で感じた部分が大きいです。入局を考えてくださっている方がいらしたら、百聞は一見に如かず!です!ぜひ一度見学にいらしてくださいね。
入局して1年間、日々業務に必死で、重症患者さんを担当した際には知識不足に直面し、緻密な管理に精神をすり減らしながら診療にあたり、忍耐力を問われる場面も多くありました。そんなとき医局の先輩方皆さんが助けてくださいました。質問にも嫌な顔一つせず、グループの垣根なく丁寧にご指導くださり、非常に雰囲気の良い職場だと思います。カンファレンスでは形骸化した議論はなく、山口先生はじめ上級医の先生がたからは、常に“患者さんが自分の家族だったらどうする?”という視点で助言をいただき、患者さんに寄り添った医療が大切にされていると実感します。経験と知識に基づいた高い診察能力を携えた上級医の先生がたに少しでも近づくべく、日々奮闘しています。いつの日か皆様とご一緒できますことを楽しみにしております!