医局員からのメッセージ
土蔵 太一朗(平成31年度入局)
日本医科大学血液内科のHPをご覧の皆さま、はじめまして。2019年度入局の土蔵太一朗です。おそらくこのページをご覧の方は本学血液内科への入局を視野に入れている方と思いますので、その様な方に向けてメッセージを送りたいと思います。
私は元々は脳神経外科医になろうと医学部再受験を志し、入学後は本学脳神経外科のオペ見学や血管吻合の練習などに参加したりしていました。そんな中3年次にNIHへ研究留学した際のラボが当科出身の先生がいる血液内科研究のラボであり、そこで初めて研究というものへの面白さに惹かれました。4年次には臨床配属という希望の科で臨床研究をさせて頂く機会があり、私は当科の山口先生のもと、2年かけてAMLの基礎実験、臨床データの打ち込みと統計解析、学会発表、論文作成まで一から教えて頂きました。そこで初めて血液内科の臨床と研究の密接さや奥深さ、そして山口先生をはじめとする当科の先生の凄さと温かさを感じ、自分も血液内科医になろうと考え、研修先も当院を選択しました。そして、研修中に当科をローテしましたが、自分の考えは間違っていなかったと思うほど、血液内科の臨床と研究は心惹かれるものでした。
血液悪性腫瘍は血液に運ばれて全身の臓器で悪さをします。つまり、全身の様々な臓器の疾患や障害が生じ、自ずと全身管理が必要となります。また、研究の進歩が格段に早く、造血幹細胞移植や抗体療法、最近では養子免疫療法など次々と既存の治療の進歩や新治療、新薬が開発されており、専門性や創造性の非常に高い科であり、やりがいが十分に感じられます。
最後に医局や病棟の雰囲気としてはプロ意識を持ちつつもアットホームな感じで働くことができ、医局員でマラソン大会に出場したり、看護師さん達もそろって医局旅行に行ったりと大変仲の良い職場環境です。まずは一度、見学に来て色々実感してみて下さい。将来皆様と一緒に働けることを心より楽しみにしております。