医局員からのメッセージ
尾内 大志(平成29年度入局)
平成29年度入局の尾内大志です。
出身大学も研修病院も違う自分が日本医科大学血液内科に初めて見学に来たのは研修医2年目の2月でした。見学当日には入局を決め、その2ヶ月後には病棟に立ち診療を行ってきました。プライベートを含めた怒涛の環境の変化に四苦八苦していましたが、こうして現在、充実した医師生活を続けていられるのは医局員の多大なサポートがあったからこそです。特に同期の二人とは愚痴をこぼしあいながらも常に励まし合ってきました。一人ではくじけてしまいそうになるタフな日常診療を乗り越えてこられたのも彼らのおかげです。
当科の診療はグループ制で行われていますが、主治医制の側面も強く、常に大きな責任感と緊張感を持って診療に当たっています。症例の幅は広く、一般的な内科疾患、血液疾患、緩和医療、移植症例までバランス良く経験することができます。日々の診療で一人では解決できない問題に直面した場合、医局でひとり言のように困っていることをアピールすれば、グループ関係無く医局員みんなが助言してくれます。血液内科医は困っている人をみると助けずにはいられない性分なのだなと再確認させられると同時に本当に心強い環境です。また、看護師をはじめとした病棟スタッフがとても優秀で仕事に対するモチベーションも高く、常に助けられています。近年は医師の働き方改革に本気で着手しはじめたタイミングでもあり、個々のプライベートを充実させようという医局全体での共通認識が出来上がってきています。家庭を持つ医局員も多く、子育てや夫婦関係の維持に費やす努力に関しては最優先事項として扱ってくれます。また、女性医師が男性医師以上にパワフルに活躍しているのも当科の特徴の一つだと思います。
最後に、血液内科は実習生や研修医に対する教育に真剣に取り組んでいる科の一つです。血液内科に興味がある方も無い方も大歓迎します。ぜひ一緒により良い医療を作っていきましょう。待っています。